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JUST Suite 2008 つながるレビュー

2008年12月 9日 (火曜日)

「JUST Suite 2008 つながるレビュー」  目次

(2008.12.8加筆)「JUST Suite 2009」等、時期製品に関するニュースリリースが発表されましたので、「JUST Suite 2008  つながるレビュー」関連の、この項目をトップ表示させることを終わりとします。


新製品レビュージャストシステムのweb site「つながる2008」にある「新製品レビュー」のリンクや、「一太郎の輪」ブログから、ここへきてくださった皆様へ。
レビューは全八回です。JUST Suite 2008 つながるレビューカテゴリで、全八回が一画面に表示できます(ただし、先頭に最終回が表示される逆順となります)。


上記のレビュー開始から、2008/5/2までは、「JUST Suite 2008  つながるレビュー」カテゴリのものがトップページにくるような設定にしてありましたが、今後は、日付順に表示されるような設定に変更いたしました。

この記事を、目次として冒頭へ表示させるために、未来日付にて投稿してあります。

追記:2008.6.17より、「つながる2008」のURLが変更になっています。


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2008年3月31日 (月曜日)

レビュー終了にあたって

「Just Suite 2008」の発売日にスタートしたこのレビュー企画も、今回が最終回となりました。ジャストシステムがアピールしたい「新機能」は、ユーザの手元に届くバージョンアップカタログや、ジャストシステムのサイトにある[製品・サービス> オフィス統合ソフト JUST Suite 2008 ]などに書いてあります。同じことを私のブログでなぞっても仕方ありません。自分が使ってみて思うことを書き連ねてきましたが、それをちょっと振り返ってみます。

第一回:バージョンアップ!  一太郎2008(2008/2/ 8 (金))
第二回:一太郎なら日本語機能が○(2008/2/14 (木))

つながる2008」からのリンクや、ジャストシステムのメールマガジンで紹介されたため、多くの方からアクセスしていただきました。また、その後も検索サイトから「一太郎2008 評価」などのキーワードで訪れてくださる方もあり、「一太郎」に注目している方はまだまだ多いのだな、と感じました。

第三回:ATOKなら日本語機能が◎(2008/2/21 (木))

他のジャストシステムアプリケーションは使わなくともATOKだけは使い続けたい、というユーザも多くいるようです。長く愛され続ける理由は、変換効率の良さなどさまざまな点で日本語に精通し、多くの日本人の手になじむモノになってきているからでしょう。また、一般家庭からもインターネットに常時高速接続のできる環境が増えていることから「ATOKダイレクト」に注目しているユーザも多いようです。一太郎からでもShurikenからでも、他社アプリケーション上であっても、文章を打っていて「気になる!」「調べたい」「知りたい」と思ったとき、ブラウザをひらかなくても、そのアプリケーションからATOKで入力するだけで検索結果に到達できる手軽さは、とても便利なものです。

記事中において、「ATOKダイレクト for はてな」の使い方として
   @はてな  と入力 → 変換 → Ctrl+Insertキー
と書きましたが
   @はてな  と入力 → Ctrl+Insertキー
という操作でも実行できました。ただしこれは、検索に使うキーワードが「@はてな」というひらがなですむ事例なのでできるワザ(?)です。検索したいものが「漢字として検索したいキーワード」なら、[変換]操作があったほうが確実です。なお、2008/3/24より新しく「ATOKダイレクト for Yahoo! Japan」も公開されています。

第四回:これ、待ってました!(2008/2/27 (水))

記事中に「楽々はがき2008 ヘルプが変?」を紹介しましたが、その後もジャストシステムの障害報告窓口へ連絡をいれる案件がありました。私は2台のパソコンに「JUST Suite 2008」を導入しているのですが(ライセンスも2本所持しています)、そのうち1台のマシンで「一太郎最新情報へ」のショートカットが表示されない現象にであい、状況を確認してもらいました。不具合などは即座に改修されないことも往々にしてありますが、わかりやすいところに窓口があり、ユーザの声を届けることができるというのは評価できると思っています。

第五回:三四郎・Agreeレビュー(2008/3/ 5 (水))

Agreeに関するコメントを多くいただきました。私自身の作るプレゼンテーションのデータが貧弱で、Agreeの使い込みが浅く、業務でプレゼンテーションソフトを利用したい方々には、Agreeでは物足りないようです。「Agree 2007」として登場したのが一年前。まだまだなのかもしれません。

第六回:花子・Shurikenレビュー(2008/3/12 (水))

付属ツールのバージョンアップがよいのか、花子に内包されるのがよいのか、人によって使い方も違いますので、要望も人それぞれにあるものだなあと感じました。付属ツールもバージョンアップしつつ、花子本体にも機能搭載していくという、両方の要望をいっぺんにかなえてくれる方向で進んでいってくれたらいいなあ。

第七回:つながるSuiteNavi(2008/3/19 (水))

このレビューで、SuiteNaviには「参考になるものが無い」と投稿したあとで見つけたものです。
  ニッポンのソフト屋 プレゼン資料を速攻で作る!
こういう使い方提示を、もっともっとやって欲しいと思っています。

この記事を書いたあとに遭遇した出来事ですが、ブログのネタを思いついたので、ちょっと書き留めておこうとしたのですが、「新規メモ」がグレーアウトしてクリックできないのです。どうして? と調べようとしても、これまたFAQにも載っていない。あちこち触ってみて気がついたのは、そのとき選択されていたフォルダが、[c:¥]だったこと(Vista環境)。書き込み禁止フォルダなどが選択されていると、リアルタイム保存ができないので、「新規メモ」が使えないのではないかと推測しています。これまた前回かいたように、わかってしまえば何てことのない機能なのですが、本人が気づけなければ解決のしようがない。これでは、初心者には使いこなせません。

今後に望むこと

操作マニュアルや使い方講座の提示を!

オンラインヘルプやFAQは、「困ってしまったとき」には役立ちますが、体系的に操作方法を知りたい場合には、ほとんど役に立ちません。昔は何冊ものマニュアルが付属していました。今はPDFファイルで提供されてはいますが、特に初心者は、いちいちPDFファイルを開いてまで中身を読むでしょうか? さっと手に取れる印刷物のほうが、分かりやすいと思います。いただいたコメントにもありましたが、まずは、ポケットガイドシリーズをバージョンアップに対応し、さらに他の製品にまで拡充してもらいたいものです。また、Web上でFAQ以外の「使い方講座」的なコンテンツの展開など、ユーザがより深くソフトを使いこなすための手がかりになるものを、もっと提供してもらえたら、多くの人が「JUST Suite」をもっともっと使い込むことができるようになると思います。個人ユーザがブログやweb siteで、アプリケーションのテクニックなどを紹介しているところも多くありますが、ぜひ、ジャストシステムからの情報提供をしてほしいと思っています。

今回の企画そのものは終了しますが、私のブログそのものは継続し、今後もジャストシステム製品関連の投稿は続けていきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

おつきあいいただき、ありがとうございます。


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2008年3月19日 (水曜日)

つながるSuiteNavi

「JUST Suite 2008 つながるレビュー」第七回です。

第六回:花子・Shurikenレビュー(2008/3/12 (水))
第五回:三四郎・Agreeレビュー(2008/3/ 5 (水))
第四回:これ、待ってました!(2008/2/27 (水))
第三回:ATOKなら日本語機能が◎(2008/2/21 (木))
第二回:一太郎なら日本語機能が○(2008/2/14 (木))
第一回:バージョンアップ!  一太郎2008(2008/2/ 8 (金))

Just Suite 2008」の紹介には、「7つのソフト」が入っていると書かれています。でも、実際にはもう一つ、「SuiteNavi」というソフトも入っています。これはいったい何でしょう?

ファイルと目的がつながる「SuiteNavi」

「一太郎って、ワープロソフトなんだよ」「花子は、絵を描いたりするもの」「三四郎は、計算機みたいなものかな」。パソコンにあまり詳しくない人に説明する場合でも、これらのソフトの概略をつかんでもらうのは、それほど難しくありません。でも、「SuiteNavi」の機能を説明するのは、ちょっと大変。「○○するものだよ」と簡単に言い表すのが難しいのです。ジャストシステムのサイトでは「ファイルから目的にすぐつながる!」というキャッチコピーがついています。「やりたいことを見つけ、やりたいことに繋げてくれる」ソフト、「アプリケーションの間をつなげてくれる」ソフトとでも言いましょうか。

たとえば「このあいだ作ったレポート(一太郎文書)の続きを編集しなくちゃ」という場合、
    一太郎を起動する   →  該当の文書ファイルを開く
という作業手順をとることがあります。もしくは
    パソコン内の該当文書を探し、それをクリックする
    (自動的に一太郎が起動する)
というやりかた。この場合、本人の「やりたいこと」は、「一太郎を起動する」ではありません。「該当文書を(一太郎で)編集する」ということ。「SuiteNavi」は、後者(パソコン内の該当文書を探し、それをクリックする)のやりかたを便利にするためのソフトといえるでしょう。ユーザのやりたいことは「ソフト(この場合には一太郎)」ではなく「ファイル(この場合にはレポート文書)」にあるのです。

「SuiteNavi」の機能の一つに、「ファイルを探す」手伝いをしてくれるというのがあります。プレビュー機能があるので、中をチラ見して目的のファイルかどうか確認してから起動できるのが便利。ファイラー(ファイル管理ソフト)みたいなものですね。このほか、ファイルをZIP圧縮する、文書ファイルをPDF変換する、印刷するといったことも「SuiteNavi」内でできます。この場合も
   作業したいファイルを選択する → やりたい操作を選ぶ
という手順。このあたり、ずいぶん前、「FullBand」というソフトがジャストシステムから発売されていたのですが、情報の一元管理という点で、少し似たところがあるように思います。

「検索」できるのは、自分のパソコン内部だけではありません。探す先をインターネット上に切り替えることもできるので、webブラウザのスタートページをGoogleのような検索サイトにしている人は、「SuiteNavi」がその代わりを果たしてくれます。文書ファイルをエクスプローラやWindowsの検索機能で探していた人も「SuiteNavi」で。「はじまり」を「SuiteNavi」にしておいて、そこから一太郎などのソフトへ、インターネットへと、操作・作業は無限に繋がります。

「SuiteNavi」はテキストエディタとしても利用できます。入力した文書をいちいち「保存」しなくても、リアルタイム保存されるので「保存していないのに、いきなり電源が落ちた」と悲しくならずにすみ、思いつきをちょっとメモしておくのに便利です(本格的にテキスト入力したいときには、私は一太郎を使う派です)。

このほか、RSSリーダーとして活用している人もいますし、使い道がたくさんある「SuiteNavi」、他の方々がどのような使い方をされているのか、気になります。「こうするためだけのソフト」ではないので本当に多様に使えると思います。

 評価:「SuiteNavi」で、ここからスタート 座布団4枚 ◆◆◆◆◇

機能が盛りだくさんの「SuiteNavi」を文字だけで説明するのはたいへんです。使ってみないと、どういうソフトなのか実感がわきません。「SuiteNavi」の操作方法を知るためには、

  1. 「かんたん使い方ガイド」(画面右下に表示されているメニューから選択・起動時の画面上からも選択可能)
  2. 「Just Suite 2008」に付属している公式ガイドブック
  3. ジャストシステムの「よくある質問と回答集(FAQ)」ページ

が参考になります。が、裏を返せば、これしか情報源がないのです。とりあえず使ってみて、手詰まりになったら上記を頼るという使い方ができるユーザならよいのですが、まずは取扱説明書で操作方法を確認してから使いたいというタイプの方やパソコン初心者の方だったりすると、「使い方が、よくわからない」ということになる可能性もあります。公式ガイドブックには、、「SuiteNavi」について、たった10ページしか載っていません。もう少し、「SuiteNavi」を使いこなすための情報が提供されていると良いのですが。

私が「SuiteNavi」を初めて起動したとき、ウィンドウ下部に並んでいるアイコンを見て「ZIP圧縮のアイコンがあるけれど展開アイコンは無いのね。圧縮できるのに展開はできないの? それってちょっと変では?」という疑問を持ちました。ちょうど初期画面展開したいZIPファイルがあったのです。圧縮できるなら展開もできるはず……と、「かんたん使い方ガイド」を見ても、マニュアルを見ても、FAQを見ても、展開方法は載っていません。「うーん、これを展開したいのに……」と、「SuiteNavi」上で該当ファイルを選択した状態にしてみたら、起動プログラム画面左下の「起動プログラム」部分に、展開アイコンが表示されました。そこで、「あ! ファイルを選択すれば、それに対して適切な起動プログラムが自動的に表示されるんだ」と気づき、「SuiteNavi」の使い方を体得しました。後から考えれば、「ファイルから目的にすぐつながる」というキャッチコピーから気づきそうなものですが、ただ漫然と画面を見ている時にはわからなかったのです。下部右側に表示されているアイコンは「出力・変換」用ですから、ZIP展開アイコンが、「出力・変換」側には無いことも。使ってみたらすぐに「選択したファイルに関連したプログラムが自動表示される」便利さがわかりました。だから、多くの人に使ってもらうためにも、たとえばジャストシステムがWebサイトにわかりやすい使用例動画を載せるなど、もっとアピールして欲しいものだと思っています。

 評価:使いこなしは手探りかも? 座布団2枚 ◆◆◇◇◇

次回(最終回)は、3月31日(月)です。  (3/31 リンク更新)


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2008年3月12日 (水曜日)

花子・Shurikenレビュー

「JUST Suite 2008 つながるレビュー」第六回です。

第五回:三四郎・Agreeレビュー(2008/3/ 5 (水))
第四回:これ、待ってました!(2008/2/27 (水))
第三回:ATOKなら日本語機能が◎(2008/2/21 (木))
第二回:一太郎なら日本語機能が○(2008/2/14 (木))
第一回:バージョンアップ!  一太郎2008(2008/2/ 8 (金))

今回はグラフィックソフト「花子2008」・メールソフト「Shuriken 2008」についてのレビューです。

表現力upの「花子」

新しくなった「花子2008」では、文字の扱いがいままで以上に楽になったことが、ポイントとしてあげられます。一太郎のフリーカーソル(どこでも、好きな位置から文字を書き始めることができる)のように、「ここに文字を入れたい」と思ったところに入力でき、文字も図も、好きなところに配置できるのです。また、文字枠の分割と結合が簡単にできるようになったのも魅力的。長文を二カ所にわけて配置しようか、それとも三カ所にしようか、そういった試行錯誤も文字入力ウィンドウの中で行えるので、レイアウトを考えるあまりに文章が支離滅裂になってしまった、なんてことが防げます。

新機能の「図形や文字への演出効果」、私が気に入ったのは「反射」。私は一から画像を描くよりも、付属画像を使うことが多いので、「ありものを、そのまま使う」より、こうした演出効果をいれることで、オリジナリティがだせるように思います。

評価:文字も画像も自由自在 座布団4枚 ◆◆◆◆◇

私自身は、花子本体よりも、付属する「花子フォトレタッチ」と「デジビュー」を使うことが多いのです。自分にあまりデザインセンスがないので、デジカメ画像などの加工に「花子フォトレタッチ」、一太郎やweb siteに貼り付ける部品探しに「デジビュー」。起動する回数は、花子本体と比較にならないほど多く、このツールを使っています。

今回の花子2008では、花子本体で画像のトリミングが出来るようになっていたり(今までは「花子フォトレタッチ」でやっていた)、コンテンツパレットの画像シートが充実していたり(「デジビュー」の出番は……)、花子の中で完結する方向に進んでいるようにも見えるのですが、これらのツールが無くなることはないように思います。ですから、これら付属ツール類にも、ぜひぜひバージョンアップをお願いしたい、そう思う今日このごろです。

評価:付属ツールのバージョンアップ希望 座布団2枚 ◆◆◇◇◇

Shuriken 2008で迷惑メールのシャットアウト

「JUST Suite 2008」と、やっと足並みが揃いました。昨年発売された「JUST Suite 2007」には「Shuriken Pro4 /R.2」が同梱されていて、「Shuriken 2007」の発売は約一ヶ月後。「JUST Suite 2007」購入特典として「Shuriken 2007」が無償でダウンロードできたこと「JUST Suite 2007」の発売が延期されたこともあって、実質的には「JUST Suite 2007」と「Shuriken 2007」が、ほぼ同時に入手できたとはいえ、なんとなく統一感にかけるラインナップだったのが、今年は同時(同梱)発売!

Shurikenの「学習型迷惑メールフィルタ」は、もはや私にとって無くてはならないモノです。web siteでメールアドレスを公開していることもあって、私の手元に届く迷惑メールは一日100通以上。迷惑メールを発信する側も、どんどん手の込んだ内容にしてくるため、メールフィルタが「学習」してくれるのは大助かりです。ただ、今でもたまに必要なメールが迷惑メールと判定されることがあります。これは、いたちごっこなのかもしれませんね。迷惑メールをゴミにするまえに、目を通すようにはしています。

評価:迷惑メール対策に座布団5枚 ◆◆◆◆◆

今回のバージョンアップで私が気に入った機能はこれ。

  • メール返信時の署名挿入位置を「引用文の前」に設定できる
  • フォルダウォッチ機能で、自動仕分けされたメールを見落とさないですむ

デフォルト(初期状態)のまま使っても悪くはないのですが、Shurikenの強みはカスタマイズの柔軟性にもあると思います。その反面、設定箇所が多すぎて、どこをどうしたら、自分の希望する操作ができるのか、ちょっとわかりにくいのが難点。書籍「Shuriken 2008のすべて」を参考にするのもよいですが、ネット上でもShurikenに関する情報があります。使いこなすために、一度目を通しておくとよいと思います。

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評価:カスタマイズの自由度に座布団5枚 ◆◆◆◆◆

次回レビューは、3月19日(水)です。  (3/31 リンク更新)


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2008年3月 5日 (水曜日)

三四郎・Agreeレビュー

「JUST Suite 2008 つながるレビュー」第五回です。

第四回:これ、待ってました!(2008/2/27 (水))
第三回:ATOKなら日本語機能が◎(2008/2/21 (木))
第二回:一太郎なら日本語機能が○(2008/2/14 (木))
第一回:バージョンアップ!  一太郎2008(2008/2/ 8 (金))

「JUST Suite 2008」には、「一太郎2008」「ATOK2008」「三四郎2008」「Agree 2008」「花子2008」「Shuriken 2008」「JUST PDF」と7つのソフトが入っています。今回は、その中から表計算ソフト「三四郎2008」・プレゼンテーションソフト「Agree 2008」を取り上げます。

使いやすさの「三四郎」

新しくなった「三四郎2008」いちおしは、やはり「カード型編集」機能の搭載です。高解像度の大型ディスプレイでも、一行が長くなってしまったときには、スクロールも大変ですが、データを一度に見渡すことができないというのが困りがち。これまでは行や列を「固定」して入力していくしかなかったのですが、「カード型」に切り替えれば、データの入力作業も快適。データ確認も楽になり、ますます使いやすくなったところがオススメです。

また、「画像パレット」を使って、イラスト類を簡単に選ぶことができるようになったのも便利。印刷物として利用するには、やはり見た目も必要ですから、カンタン操作で画像を選べる使いやすさが一番。付属するイラストなどは、日本ならではのテイストですから、このあたりも私が三四郎好きになるポイントです。

評価:「カード型編集」に座布団5枚 ◆◆◆◆◆

ここから先は、三四郎2008の新機能ではありませんが、私が三四郎を使い続ける理由をいくつかピックアップして紹介します(初代の三四郎から使っています)。

・関数を日本語で入力することができる(ATOKとの合わせ技)

日本語のタイピングには自信があるのですが、英語が苦手だったせいか、アルファベットを入力するのが極端に苦痛です。日本語でやりたい機能を入力し、ATOKの省入力候補から選択すれば、いちいちアルファベットでうろ覚えの関数を入力する必要はありませんし、関数機能を確認して、正しい関数を使うこともできます。ダウンロードから[ 登録特典ツール一覧表示サービス(ご登録ユーザー様向け) ]にいき、「三四郎ワークシート関数入力辞典 for ATOK」を入手する必要があります。

・兆億万 第一四半期など日本の商習慣にあった単位系が利用できる

前述の付属画像もそうですが、やはり日本ならではのものがいちばんですね。

・印刷しやすい

表計算ソフトは、画面上でデータを変更しさまざまな結果を動的に出すことにも意義があるのですが、現状では、その結果を印刷物として配布することが多くあります。そんなとき、三四郎なら一太郎同様の印刷スタイル設定が簡単にでき、プリンタから用紙が出てきてから「あ、隅が切れている」などということもありません。三四郎2008では、「印刷倍率を用紙にあわせる」を使えば、さらに簡単!

・罫線が引きやすい

これまた一太郎同様、罫線機能がわかりやすく、鉛筆と消しゴムで作業しているかのように思い通りの作表ができます。

・今、入力後にどちら方向にカーソルが動くようになっているのか、画面で確認できる

カーソル移動方向表示データ入力を横方向に進めていきたいのか、下方向にしたいのか、カーソルの動きが今どちらに設定されているのかが、画面左下部分に表示されているので確認しやすく、また、この部分をクリックするだけで、移動方向変更も簡単なのが、とても便利。

・住所録に、郵便番号と住所を同時に入力できる

第三回:ATOKなら日本語機能が◎(2008/2/21 (木))」で少し触れた、「作表済みの住所録に、郵便番号と住所をいっぺんに入力する技」がこれ。[ツール(T)-ふりがな/ATOKモード(F)]というコマンドを利用するので、このコマンド名から「郵便番号と住所の同時入力」という機能を推測しにくく、やり方がわからないユーザが出るかもしれないのが難点。ATOKの郵便番号辞書との合わせ技なので、単体の三四郎を購入した場合には、気をつけて。上記機能の応用として、というか、本来の機能として、自動的にふりがなを隣のセルに入力できるのも便利。

評価:三四郎の“日本”力に 座布団5枚 ◆◆◆◆◆

初心者向けの解説本「三四郎のすべて」がジャストシステムから出版されているのですが、ある程度慣れてきた人が、もっと詳しい機能を知りたいときや、関数やマクロの知識を得たいときなど、参考にする書籍がありません。ヘルプや、ジャストシステムサポートのサイトにあるQ&Aを頼りにすることになります。が、マクロについてはサポートサービスの対象にならないこともあり、自分の技量だけでは行き詰まってしまったときに困ってしまいます。私は、インターネット上で「三四郎」に関する個人サイトを開設している方々のページを見て参考にさせていただいています。

(JustMyShopへのアフィリエイトです)

Agreeでプレゼンテーション

先代の「JUST Suite 2007」から登場した、「Agree(アグリー)」のオススメポイントは、三四郎同様、「テンプレート類が日本人好み」であることにつきます。ただし、「Agree」はHansoft社製のソフトウェアを、ジャストシステムが日本向けにカスタマイズしたソフトであって、一太郎や三四郎のように、ジャストシステムが開発したソフトではありません。しかし、単純に日本語化しただけではなく、部品やイラストなどは、「和風」のものが多数搭載されていて、「日本での使用」を強く意識した作りとなっています。特に、プレゼンテーションソフトは「他人に見せるため」のソフトですから、見栄えがよいことが最重要ポイント。和テイストの親しみやすい表現力で、プレゼンテーションを引き立てることになるでしょう。

とはいえ、実のところ、私自身は実生活でプレゼンテーションソフトを使うシーンがほとんどありません。こうしてソフトウェアの評価をするときに使う程度。自宅でパソコンに向かって原稿を書き、打ち合わせはメールでおこなう私の仕事形態では、プレゼンをする場がないのです。ただ、たまにパワーポイントで作成されたファイルを受け取ることがあるので、そんなときにはAgreeで開いて見ます。「プレゼンテーションソフトを使うか否か」は、その人の仕事内容によって違いますので、日常生活でも利用されることの多い一太郎や三四郎などと比較すると、「使わない人にとっては、あまり必要のないソフト」かもしれません。余談ですが、4年前に大学で卒論を書いていたとき(社会人大学生をしていました)、卒論発表会のプレゼンテーションは一太郎でやりました。[表示(V)-スライド(S)]を使えば、画面がそのままスライドショーになりますから、ページ切り替え効果などは無いものの、フォントを工夫して効果的に画像を配置した文書ファイルを作っておけば、簡単なプレゼンは一太郎でokです。

現時点では、はっきりいって、Agreeのプレゼンテーションソフトとしてのシェアは低いです。しかし、PowerPointと互換性があることと、「ビューア付き配布」機能を使ってプレゼンテーションソフトを持っていないユーザにデータを送ることができるので、もし急にプレゼンが必要になったときなど、使ってみるのもよいかもしれません。

あと、三四郎同様、Agreeについても、解説書籍がジャストシステム発行のものしかないというのが、脱・初心者を目指すユーザにとって少々辛いところ。

(JustMyShopへのアフィリエイトです)

評価:Agreeの(私にとっての)必要性に座布団2枚 ◆◆◇◇◇

次回レビューは、3月12日(水)です。  (3/31 リンク更新)

   ##     (2008.3.7 アフィリエイト画像の追加1点・差し替え1点)


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2008年2月27日 (水曜日)

これ、待ってました!

「JUST Suite 2008 つながるレビュー」第四回です。

第三回:ATOKなら日本語機能が◎(2008/2/21 (木))
第二回:一太郎なら日本語機能が○(2008/2/14 (木))
第一回:バージョンアップ!  一太郎2008(2008/2/ 8 (金))

一太郎2008・JUST Suite 2008では「つながる2008(http://just-2008.jp/)」 がキャッチコピーとなっています。アプリケーション同士の連携機能=「つながる」もありますが(これについては後日レビュー)、ユーザとも「つながる」ソフトなのです。

ユーザと繋がる一太郎

今回のバージョンアップパンフレットには、ご要望にお応えしてというマークがついた項目がいくつかありました。それらは、「お客様の声にお応えした機能強化」というページでも紹介されていますが、中でも私が「待ってました!」という機能は、「ページ飾り」です。マイクロソフトワードの「ページ罫線」に相当する機能が一太郎に無いというのは、ずいぶん前からユーザの声が上がっていました。一太郎のヘッダ・フッタ領域には罫線機能が使えないため、罫線を引くことも出来ず、[挿入(I)-記号/リーダ/スペース(K)-リーダ作成(L)]で、直線のリーダを引くという方法を使っても、ページの上と下に直線が引けるだけで、ページ全体を囲むような罫線は作れません。

一太郎Webにある一太郎Webフォーラム の過去ログでも、2003年には、その話題が出ています(http://www.ichitaro.com/forum2/backnumber/itta0210/page45.html)。このとき私は「レイアウト枠」を使う方法を提案していますが、このほかに、画像データとしてページを囲むようなデザインを別途作成し、それを、[ファイル(F)-文書補助(T)-文書の背景(B)]で文書の背景として利用する手もあります。そんな裏技を使うしか手がなかったページ罫線が、この「ページ飾り」機能の搭載で実現することになったのは、とても嬉しいことです。

評価:「ページ飾り」に座布団5枚 ◆◆◆◆◆

その一方、「ページ飾り」で、もう一歩踏み込んでもらいたかった部分もあります。それは、「背景色」の断ち落とし部分へのはみ出し希望です。私は一太郎で名刺作成をするのですが、その際[ファイル(F)-文書補助(T)-文書の背景(B)]を使って白い名刺用紙に好みの色を付けています。が、これだと、名刺用紙の切り落とし部分には背景色が印刷されません。そのため、微妙に印刷がずれたときに、僅かに縁が白くなってしまって、使い物にならないことがあるのです。名刺用紙より、ほんの一回り、2~3ミリ程度でも大きめに背景色が印刷できたら、僅かな印刷ズレも吸収できるのに……。これを私は、プリンタ側の「用紙縁なし全面印刷」機能を使って、文書そのものを僅かに大きめに設定することで対応していますが、一太郎側で実現できたら嬉しいのです。

新たに搭載された「ページ飾り」機能では、余白の基準が「ページの端」もしくは「本文」の選択が出来るようになっているのですが、やはりページのはみ出しには対応していません。もちろん、もしここではみ出し設定が出来たとしても、通常の用紙(A4用紙など)では、プリンタ側で用紙縁なし印刷機能がなければ、機能しません。ですので、難しいところではあるのですが、タックシールなど、一枚の紙に複数ページを配置する用紙では、こういった機能が搭載されたらいいなぁと望んでいます。

評価:背景色のはみ出し希望 座布団2枚 ◆◆◇◇◇

要望は、どんどん出そう

私感ですが、ジャストシステムは、ユーザの声をよくチェックしているな、と思います。上記でも紹介している「一太郎Web」の「一太郎Webフォーラム」もそうですが、以前、NIFTY-Serve(現:@nifty)にあった「ジャストシステムフォーラム」でも、そんなことを感じていました。どちらも、ユーザ同士のコミュニケーションの場であって、ジャストシステムが回答する場ではないのですが、これらで投稿されている「こんな機能があったらな」というものが、よく次世代製品で反映されているからです。

「ジャストシステムフォーラム」時代で思い出すのは「改ページ」機能のこと。一太郎Ver.6まで、「改ページ」機能はショートカットキーでしか出来ませんでした。コマンド内に無ければ初心者が機能の存在に気づきにくいこと、障碍などで二つのキーを押す操作が難しい人にとって、ショートカットキーはかえってって不便なことなどを書き込んだ覚えがあります。その後、一太郎Ver.6.3から、「改ページ」はコマンド内からも実行することができるようになったのです。私の投稿だけが機能搭載の理由ではないでしょうが、でも、投稿したことで、この機能がほしいと思っているユーザが存在することが伝わったのでは? と思っています。「ジャストシステムフォーラム」は、2007年3月末に、@niftyがフォーラム機能を終了させたため、終了してしまいました。とても残念です

現在、Web上には、「一太郎 お客様の声募集」というページがあります。こんな機能がほしいな、こうだったらいいのにな、ということは、このページから、どんどん提案する。それが、一太郎の進化につながることだと思います。

また、一太郎ではなくATOKについてですが、苗字や名前、地名などが変換できない場合には、「みんなで作るATOK辞書」に投稿すると、次世代の製品に反映されることもあります。以前から変換できなかった知人の名前(自分のマシンには単語登録済み)を、試しにこのページで投稿してみたところ

投稿していただいた単語はすでにATOKでご利用いただけます。
※旧バージョンのATOKでは変換できない場合があります。

辞書セットと出てきました。「人名変換辞書セット」が[F2]キーに登録されているので、そちらを使ったら、ちゃんと辞書に登録されていました。変換できない! と思っても、実は変換できるようになっている場合もあるので、チェックしてみるとよいと思います。

また、今回のバージョンではテンプレートコンテスト実施され、優秀作品が製品に搭載されたり、ダウンロードで入手できるようになっています。ユーザが作ったものが、製品に搭載されるなんて、うれしい限りですよね。

ジャストシステムは、サポートも充実していると感じます。Web上にも[ お問い合わせ ])がありますし、電話やFAX・郵送窓口もあります。また、サポートではなく、何か変かも? といった場合の障害承り窓口もあります。私も最近、「楽々はがき2008 ヘルプが変?」で問い合わせをしましたが、きちんとした回答をいただきました。

ジャストシステムは、ただ製品を作っているだけではなく、こうした、さまざまなユーザの声と「一太郎」をつなげて、新しい「一太郎」を一緒に作っている、そんな感じがします。ユーザも、ただ使うだけでなく、「こうあってほしい」という要望を、どんどんぶつけてみると、ますます「一太郎」につながっていけると思います。

評価:「つながる」一太郎に座布団5枚 ◆◆◆◆◆

次回レビューは、3月5日(水)です。  (3/31 リンク更新)

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2008年2月21日 (木曜日)

ATOKなら日本語機能が◎

「JUST Suite 2008 つながるレビュー」第三回です。

第二回:一太郎なら日本語機能が○(2008/2/14 (木))
第一回:バージョンアップ!  一太郎2008(2008/2/ 8 (金))

一太郎の日本語機能は、一太郎を使う時しか利用できません。が、ATOKは、ネット上での文字入力や、他のアプリケーション上でも利用ok。日本語を賢く使いこなすために、ATOKの機能をチェックしてみます。

ATOKのパワーアップ

ATOK 2008を使い始めて、まず気がついたのが、変換候補に付属して表示される「文字種情報」。パソコン上でプロポーショ文字種がわかるナルフォントが一般的になったせいで、半角なのか全角なのか、変換候補をパッと見てもよく分からないことがあります。それが、この情報によって一目瞭然となりました。特に、web上では半角カタカナや半角記号は使いたくないものですから、うっかり使ってしまわないように、確定する前に判別できるのは大助かりです。ただ、「ひらがな」という表示には、最初とまどいました。よく変換候補を見てみると、漢字をひらいてひらがなにしてますよ、無変換で確定しているのではではありませんよ、という意味なのでしょうけれど、ちょっと違和感があるかもしれません。

                              評価:わかりやすさに座布団4枚 ◆◆◆◆◇

ATOKダイレクトを活用

「ATOKダイレクト」とは、「ATOK」を「外部のコンテンツ」を結びつけて使おう、というもの。ATOK2007でも利用可能です。この機能を使うには、ATOKバリューアップサービス[ベータ]のサイトから、必要なモジュールをダウンロードする必要があります。

この機能の利点は、ATOKの外にある機能を、ATOKから呼び出して利用できることから

  1. 利用者が直接扱うのは使い慣れたATOKであることから、インタフェース的にとっつきやすい
  2. 情報の本体が外部にあることから、その外部機能が動的に変化していくことで、情報が常に新しくなっていくこと

の2点にあると感じます。ただ、操作方法が

  1. キーワードを入力する
  2. スペースキーを押して変換する
  3. [Ctrl]+[Insert]キーを押す

という段階が必要なことから、少し手間がかかるなあと思います。というのも、[Insert]キーを使おうとすると、指がホームポジションから離れてしまうからです。このあたりは、慣れもあるでしょうけれど。

初めて利用してみたとき、「ATOKダイレクト for はてな」で「はてなダイアリー注目のキーワード」を呼び出してみようとしても、うまくいかずに戸惑いました。「@はてな」(他のキーワードもあります)と入力して変換するのですが、私の環境では、「@/はてな」と認識されて「@」だけが変換対象となっていたために、[Ctrl]+[Insert]キーを押しても、「はてなダイアリー注目のキーワード」が呼び出されなかったのです。注目文節を「@はてな」全体にして変換、[Ctrl]+[Insert]キーでうまくいきましたが、最初は、「ATOKダイレクト」がうまく機能していないのか不安になり、[ATOKダイレクト-環境設定]を何度も確認してしまいました。

                       評価:ATOKの拡張機能に 座布団4枚 ◆◆◆◆◇

推測変換・省入力変換でキー操作の軽減を

ここからは、ATOK2008の新機能ではありませんが、ATOKの便利機能として私が押していきたいものを紹介します。

「よろしくお」と入力したところで、自動的に「よろしくお願いします。」という小さなウィンドウが表示される「推測変換」。以前入力したことのある文章の中から、これから入力するんだろうな、と思われる語句を呼び出してくれる優れもの。これと「省入力変換」を活用すると、いちいち全文を入力しなてくもよいですから、キー操作はずいぶん軽減されます。こういった機能そのものについては、携帯電話の入力でもおなじみの方が多いと思います。

省入力・推測変換でも、今回は「よろしくお願いします。」ではなく「よろしくお願いいたします。」と入力したいのだけどなあ……という場合、いちいち「よろしくお願いいたします。」と手入力しなくても、[TAB]キーを使って、省入力候補を表示させ、そこから「よろしくお願いいたします。」を選択したほうが、キー操作は少なくてすみます。また、そうしておけば、以降の推測変換候補も「よろしくお願いいたします。」が先頭候補に。つまり、推測変換も学習しているのです。通常の辞書学習機能と同様に、不要になった推測変換候補の削除もできます。

                  評価:省入力・推測変換の便利さ 座布団5枚 ◆◆◆◆◆

住所録を入力するときに、この機能を使った「郵便番号変換」を便利に使っています。ただ、出てくる変換候補に都道府県名が付いているのが、ちょっと不便。7桁郵便番号と併用するので、都道府県名は省略する派なのです。もちろん、上記のように次の変換候補(都道府県名無し)を出して学習させれば、都道府県名なしの変換候補を先に持ってくることはできるのですが、別の郵便番号を入力すれば、また都道府県名が付いてくる。楽々はがきや、ATOk付属の「JS郵便番号検索ツール」のように、「都道府県を付加する」かどうか、ユーザに決定権を預けて欲しいと思うのです。

「郵便番号変換」には、[F3]キーを使う方法もあります。郵便番号と該当住所のダブル入力をしたい時には、[F3]キーを使ったほうが断然便利。というのも、[F3]キーを押した上で推測変換を使えば、両方いっぺんに確定できるのです。ただ、作表済みの住所録で罫線内に収めたいときには使えない。そんなときには三四郎の出番なのですが、それはまた日を改めて。

  評価:都道府県名無しを第一候補にして 座布団2枚 ◆◆◇◇◇

ATOK小ネタ集

がいしゅつ正しい日本語を知っているようで知らない場合も多いもの。また、「2ちゃんねる語」など、知っててあえて間違った使い方をしている時の癖が、うっかり通常の文書入力で出てしまっては大問題。そんな凡ミスも、ATOKがきっちり指摘してくれます。

カタカナ語も分かりにくいところ。「シュミレーション」「シミュレーション」どっちだろう?と迷ったとき、ファンクションキーを使って強制的にカタカナ変換をせず、スペースキー変換をすれば、自分が入力したものが間違いならば、ATOKはそれを指摘してくれます。

指摘されない「べっと」カタカナ語の誤り指摘については、ATOK2008で機能がアップしているので、一般語となっているカタカナ言葉を入力するときには、普通にスペースキーで変換することをオススメします。また、そのときには、単語単位で変換するのではなく、文章で入力するのが重要。べっと 指摘 ATOKは、文章のつながりから、間違っているのかどうかを判断してくれます。

  評価:ATOKは頼りになる奴 座布団5枚 ◆◆◆◆◆

Just MyShop(ジャストシステム)

次回レビューは、2月27日(水)です。   (3/31 リンク更新)

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2008年2月14日 (木曜日)

一太郎なら日本語機能が○

「JUST Suite 2008 つながるレビュー」第二回です。

第一回:バージョンアップ!  一太郎2008(2008/2/ 8 (金))

タイトルを見て、「一太郎は『日本語ワードプロセッサ』なのだから、日本語が使えて当然でしょ、いまさら何が○なの?」とお思いでしょうが、日本生まれのワープロだからこそ、できる機能があるのです。今回は、一太郎の「日本語機能」を取り上げます。

なお、日本語機能といえばATOK(日本語入力システム)と思う方もいらっしゃるでしょうが、ATOKについてのレビューは次回です。

添削機能を使ってみて

一太郎2008で大きく変わった機能の一つが「添削機能」。バージョンアップのカタログや、webサイトでも、大きく取り上げられています。

「添削」機能は、他人の作成した文書に手を加える場合に、きちんと「どこを添削したのか」その履歴を残しておけるという利点もありますが、個人で使う場合にも、推敲を重ねているうちに、どこをどう直したのか分からなくなって、堂々巡りをしてしまう、という無駄な時間を省くことができるというメリットもあります。

添削機能の機能アップと聞いて、私はナレッジウィンドウが強化されたのかな? と思っていましたが、それだけでなく、用紙の右側に吹き出しが出てきて、まるで紙の上で赤入れをしている時のように書き込まれる様子にビックリしました。直している様子が一目瞭然。最近、新しいパソコンを買ったのですが、昔に比べて横に広いディスプレイなので、添削の吹き出しもじゃまになりません。ただ、小さい画面だと、文章の全体像をとらえつつ添削するのが少し大変。

                       評価:「添削」わかりやすさに座布団5枚 ◆◆◆◆◆

校正機能で厳しくチェック

こうして書いている私の文章、「文書校正スタイル」を「論文・報告書」として校正をかけると、表記ゆれなど、かなり厳しく指摘をされます(普段のブログは、直接xfy Blog Editorで書いていますが、このレビューは、一太郎で下書きをした上で、xfy Blog Editorにコピーペーストしています)。ブログの文章に近いと思われる「手紙」にしても同じ。校正機能に指摘されたからといって、それを直すか直さないかは人間に任されているので、見落としがあるよりは、厳しく指摘されたほうが助かるのですが、何だかダメ出しされた気持ちで凹みます。もちろん「文書校正スタイル」を自分でカスタマイズすれば、自分の書く文章にあった校正をかけることができるのですが、デフォルトの「文書校正スタイル」に、ブログやwebサイト文章向けの、もっと軽いスタイルがあると便利かも。

                           評価:「校正」の厳しさに座布団3枚 ◆◆◆◇◇

OSのフォント問題は、一太郎で解決

あなたが今お使いのマシン、Windows Vistaでしょうか? それともXP? Windows Vistaでは、漢字表記が一部変更になっています。たとえば「辻」という字。「しんにょう」の上部にある点、2個に見えるのなら、あなたのマシンはWindows Vista。1個に見えるなら、XPもしくは、それ以前の環境です。このあたりは、国で定めた規格によるものですので、「JIS X 0213:2004対応文字フォント(2006/12)」などを参照してみてください。

異字体の表示そうはいっても、人名や地名など、字体が変わると困ってしまう場合もあります。渡辺さんや渡邊さん、名簿などには正しく表記したいもの。一太郎2008では、こういった「異字体」にも簡単に対応できるようになりました。[挿入(I)-記号/リーダ/スペース(K)-異字体(J)]で、使いたい字を選ぶことができます。ただし、使っているフォントによっては、表示されないこともあります。表記にこだわりのある文章を作成するときには、フォント選びも大切です。

                        評価:「フォント」の対応 座布団5枚 ◆◆◆◆◆

文字を収めるなら一太郎

この項は、一太郎2008の新機能というわけではありませんが、「日本語に強い一太郎」で、絶対おさえておきたいトコロですので、私からの、あえてのアピールです。

「200文字程度でコメントを書いてください」なとど言われた場合、私はいつも、一太郎を使っています。[ファイル[Y]-文書スタイル(Y)-スタイル(Y)]で、「字数」を40字にしておけば、5行書いたところで200文字です。もっと厳密に文字数をカウントしたいときには、[ツール(T)-文書の文字数(C)]を使えば完璧。

ブラウザ上でも一太郎で編集web上で、書き込みを残したいといきなど、そこにも「400文字以内でお書きください」のように、文字数制限があることが多いもの。文字数もさることながら、ブラウザ上の小さなウィンドウでは、編集作業もままなりません。そういうときには、コメント記入欄で右クリックすると、[一太郎でテキストを編集(E)]というメニューが出てきます。そこで、書きたいことを一太郎で作成し、推敲してから文字数をチェックし、ブラウザへ反映させれば完成です。

ケータイ小説が流行しているようですが、原稿用紙も廃れたわけではありません。エッセイや小説などの「公募」には、まだまだ「原稿用紙◎枚分」という指定があることも。一太郎の[ファイル[Y]-文書スタイル(Y)-上下の行で文字の位置を揃える(A)]を利用すれば、昔ながらの、きっちり△行◇列で文章を作成することも出来るのです。[ファイル[Y]-文書スタイル(Y)-簡易用紙変更(P)]の中には、原稿用紙のスタイルもありますし、縦組み文書もお手の物。

                    評価:「文字合わせ」ぴったりに座布団5枚 ◆◆◆◆◆

日本語での文書作成には、やっぱり一太郎が一押しです。

次回レビューは、2月21日(木)です。 (3/31 リンク更新)

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2008年2月 8日 (金曜日)

バージョンアップ!  一太郎2008

2008年2月8日、やたらと2と8が目立つ今日、「一太郎2008」をはじめとする「JUST Suite 2008」が発売になりました。近年、2月の第二金曜日がバージョンアップ製品の発売日でしたから、2・8並びにこだわったわけでは無いでしょうが、なんだか、今日が「特別な日」みたいな印象も。

そんな中、ジャストシステムからの依頼で、「JUST Suite 2008」のレビューをすることになりました。週1回ほどのペースで、8回にわたって、ここ私のブログ内で書いていきます。カテゴリをJUST Suite 2008  つながるレビューとして抽出できるようにしておきますので、皆様のご参考になれば幸いです。

第一回のテーマは、「一太郎」。特に「フェーズ」機能を取り上げます。

「フェーズ」機能を知っていますか?

「フェーズ」機能そのものは、一太郎2006から搭載されています。画面左下、「シート」タブの下に表示されたアイコンが目印です。一太郎2007に比べ、色鮮やかで目立つ表示になりました。

 一太郎2007

一太郎2008のフェーズ 一太郎2008

今、どの作業フェーズなのか、他にどんなフェーズがあるのか、とても分かりやすくなったのが◎です。でも、どうせなら、エディタフェーズ・ビューアフェーズにも、一ひねり欲しかったなぁ。他の3つのフェーズに比べて、アイコンから判断はしやすいフェーズであるけれど。

評価:「全体のわかりやすさ」に座布団4枚 ◆◆◆◆◇
(評価のポイントごとに座布団進呈:5枚で満点です)

「フェーズ」機能が搭載される前、まだまだマシンの性能が低かった頃には、[ctrl]+[G]キーを使って、「ドラフト編集画面」に切り替えて入力し、「イメージ編集」画面でレイアウトを整え、仕上がりを「印刷イメージ」で確認したものでした(メニューからたどる場合には、[表示(V)]の中にあります)。これらは、見た目と作業スピードが変わるだけですが、「フェーズ」を切り替えた場合には、そこで使える機能も変わってきます。今その作業を行う上で、今必要な機能が前面に押し出されてくるという感じ。

評価:「便利さ」に座布団5枚 ◆◆◆◆◆

自分的に便利だと思うのは、「ビューア」フェーズの[ツール(T)-スクリーンショットモード(T)]です(一太郎2008の新機能ではありません)。これは、作成文書の一部をwebに載せるときに便利です。テキストそのものを貼り付けるのと違って、レイアウトが保持できることと、テキストのコピーペースト(流用)が防止できることの2つが利点。なお、一太郎2008では、用紙全体のスクリーンショットも簡単に取れるようになったので、さらにオススメ。一度ぜひ使ってみてください([ファイル(F)-他形式の保存/開く(H)-画像に変換して保存(G)]を使うという方法もありますが)。

評価:「オススメ」に座布団5枚 ◆◆◆◆◆

文書の画像表示このように、メールアドレスを画像化しておけば、ロボット的にアドレス収集をかけてくるスパム対策になります。HTML機能だけではうまく表現できない罫線などのレイアウトも、一太郎で作成すれば、思い通りに貼り付けられます。

また、他人が作成した文書を開くときには、デフォルトでは「ビューア」フェーズになるのも便利。参考として見るだけにしたいことも多いですから。かといって、編集しちゃダメというわけではありません。特に[ESC]メニュー派に嬉しいのは、[ESC]キーを押すだけで、基本編集フェーズに切り替わるところ。プルタウンメニュー派でも、何か文字キーを押せば、フェーズ切り替えするかどうかの確認メッセージが出るので、心配はいりません。

評価:「オススメ」座布団4枚 ◆◆◆◆◇

「アウトライン」の使いこなし

5つあるフェーズのうち、一番ややこしいのが「アウトライン」フェーズだと思います。本来、見出しやスタイル、ランクなど、文章を構造的に構築するには、とても便利な機能ですし、これらの機能を理解している人にとっては、とても便利なフェーズです。ただ、これらの機能に慣れていない人が、ナレッジウィンドウやツールボックスを頼りにアウトラインフェーズを初めて使ってみようとしても、どこをどう操作すればよいか、直感的に分かりづらいような印象をうけます。どこをどうすればよいのか、今の私にはよい考えがうかばないのですが、何かもっと、手がかりが欲しいように思います。

評価:「わかりやすさ」には座布団2枚 ◆◆◇◇◇

でも、「スタイル」などの機能を使いこなしてきた人は、このフェーズを駆使することで、文書作成作業の効率アップにつながります。知人も、文章を書きながら、次の章のタイトルを思い浮かんだら、書き留めてすぐに「スタイル」で「見出し」に設定したり、文章の構成を入れ替えたりと、「思考」を支援してくれる「アウトライン」フェーズが手放せないと言ってます。

「エディタ」フェーズへの要望

「エディタ」フェーズでは、折り返しの文字数を簡単に変更できるアイコンがコマンドバーに新たに設置されたのが◎。テキストエディタとしても、自分の手に慣れ親しんだ一太郎を使いたい私には、とても便利な機能です。ただ、一つだけ不満が。これは、エディタフェーズだけで起こるわけではなく、基本編集フェーズでも同じなのですが、「テキスト形式保存」をするときに、テキストファイルの文字コードが「シフトJIS」「JIS」「EUC」「Unicode」の4種類しかないことです。もちろん、一般的には、この4種類があればよいのですが、最近私が利用し始めている「xfy」では、文字コードを「UTF-8」にしなければならない場面があって、せっかく一太郎のエディタフェーズで作業したものを、Windows付属のメモ帳に移して「UTF-8」で保存する羽目になってしまったのです。このあたり、一太郎2008で対応してくれたらなぁと思っていたので残念です。

評価:「使いやすさ」に座布団3枚 ◆◆◆◇◇

つらつらと書き連ねて来ましたが、皆様のファーストインプレッションはいかがでしょうか?

次回レビューは、2月14日(木)です。 (3/31 リンク更新)


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